ホイールサイズについて(アドバンス編)
2006/7/1
追記 2008/4/17
追記 2008/5/30
 
 

(2008/4/17)
サイズ規格表を追記しました

 

  このページ中段くらいにある、サイズ規格表で一部追記しています。テキストが細かくクラクラするような表なのですが、失礼します。

 
 
 

(2008/5/30)
紛らわしいサイズのことで
追記しました。

 

  お客様のご相談で分かったのですが、まだまだ出てくる紛らわしいサイズ。700Cや26MTBなら特に問題ないのですが、20インチなどちょっと変わったサイズでは、注意が必要です。ホイール規格はなんとも手ごわいですね。

 
 
 
 

優雅なり
自転車ホイール規格

 

  前回に、ホイールの規格の詳細については後日・・・と書いた続きです。ちょっと数値などの羅列になります。ややこしい話ですし、知っていてもそんなに役に立つ情報ではありません。「何、これ。」と言う感じならすぐさま「戻る」ボタンで、ウィンドウを閉じてください。
  などと消極的にはじまってしまい恐縮です。ホイールの規格ですが、前回も述べましたように自転車のホイールの規格は各国の事情や発祥の違いなどで、同じインチサイズでも、いろんな規格があったり、メートル法の規格もあったりで、非常に多くの規格があるのを説明いたしました。しかし、現在では消滅してしまった、あるいはほとんど使われなくなった規格もあります。現在のスポーツバイクでは、700Cと26H/E規格を抑えておけばいいようです。それと互換性の違いから、軽快車用の27インチと700C、26H/Eと26x1-3/8の違いがあるのを、覚えておけばまずは事足ります。
  何でこんなにややこしくなったのかは、前回少し述べましたよ

 
 

 

うに、自転車のホイールの場合、タイヤを装着してのサイズありきであったことによります。同じ26インチでも、タイヤが細いとタイヤの厚みが少なくなりますし、外径を26インチにキープするにはリムの外径を大きくしなければなりませんし、タイヤが太いとその逆でリムの外径を小さくしなければなりません。このような規格に振り回されて、同じ26インチでも沢山の種類のタイヤを、リムを作らなければならなかった自転車。別の方向から考えると、なんてに優雅で贅沢な規格なのでしょう。タイヤ装着の外径を基準にしたことは、元々自転車のフレーム設計を基準にしたのか、あるいは同じフレームでいろんな種類のタイヤでも装着を可能にしたためでしょうか。理由は分かりません。それとも、現在でもバイクトライアルのレギュレーションにあるように、競技のタイヤ外レギュレーションによるものでしょうか。思いを馳せると果てしないです。

 
 
 

各種タイヤサイズ
(寸法はアバウトです)

 

  表に、あくまで参考寸法ですが、以前Panaracerパナソニックポリテクノロジー(ナショナルタイヤ)さんのカタログ巻末に掲載されていたタイヤ寸法や、その他独自で計測した寸法リストを参考までに上げておきます。随分以前の資料ですし、あくまで参考です。タイヤの寸法は、装着するリムの幅によっても異なりますし、タイヤの断面形状によっても変わります。またタイヤメーカーによっても変り、たとえば26x1.90と表記されているタイヤでもタイヤ幅で5mm以上違うがあります。
  スピードメーターの設定で、タイヤ外径・周長を実測するのが面倒くさいとき、参考値として使っていただくのにはいいでしょう。

 
 

 
タイヤサイズ
ETRTO
タイヤ径
タイヤ幅
700×20C
20-622
673
21

700×25C

25-622
672
22
700×28C
28-622
682
27
700×32C
32-622
688
29
700×35C
37-622
694
33
700×38C
40-622
699
36
700×45C
47-622
722
46
28×1-1/2
40-635
717
38
27×1
25-630
680
22
27×1-1/8
28-630
690
26
27×1-1/4
32-630
693
30
27×1-3/8
37-630
702
33
27×1-1/2
40-630
713
38
26×1-1/4
32-597
660
60
26×1-3/8×1-1/4
32-590
653
30
26×1-1/2
40-584
661
38
26×1-1/2×1-3/8
40-590
667
38
26×1-3/8
37-590
662
33
タイヤサイズ
ETRTO
タイヤ径
タイヤ幅
26×1-1/8
28-590
659
26.5
24×1-1/8
28-520
580
25
24×1-3/8
37-540
610
33
22×1-3/8
37-501
572
33
20×1-3/8
37-451
521
33
26×2.50
 
681
57
26×2.125
 
664
54
26×2.00
 
660
50
26×1.75
 
655
44
26×1.50
 
646
37
24×2.125
 
615
54
24×1.75
 
601
46
22×1.75
 
550
40
20×2.125
 
514
54
20×1.75
 
501
46
18×1.75
 
447
40
16×1.75
 
398
40
14×1.75
 
344
40
 
 
 

W/OそしてH/E
さらに混沌としてきます

 

  現在普通にお世話になっているタイヤは、中にチューブを入れてリムに装着するモノです。一部、最近登場したチューブレスや、チューブラータイヤあるいは実用車に使われているB/Eタイヤもありますが、一般的なタイヤで話を進めます。
  前回クロスバイク・ロードあるいは軽快車に使われているW/Oと呼ばれるものと、MTBに多いH/Eという規格があることを書きました。どちらも中にチューブを入れて装着するタイヤで同じように見えますが、生い立ちとしては違ったものです。
  W/Oはワイヤード・オンの略で、ビードワイヤーで固定することを意味しています。ISOでは、SS(ストレートサイド)と呼ばれ、リムの内側のタイヤを装着する部分が直線になっています。クルマのタイヤも同様です。ストレートですが、タイヤに内蔵されたビードワイヤーと言う鋼線で、リムのビード部分で踏ん張って、タイヤを外れないようにしています。ですからこのビードワイヤー部分が非常に重要です。リムのビード部分、あるいはタイヤのビードの寸法が互いに適正に保たれないと、タイヤが外れやすくなったり、タイヤが装着できないトラブルが生じます。リムではビードのおさまる部分のビード周をきちんと決められているのです。正確を期すため、円周寸法での管理になります。それを円周率で割るとビード部分の外径が出てきますが、これをビード外径と呼ばず、便宜上「リムの呼び」と表しています。
  W/Oに対して、H/Eはリムのタイヤ装着部分にフックを設けて、その部分にタイヤのビードを引っ掛けて装着します。フックド・エッジを略したもので、ISOではHB(フックド・ビード)と呼ばれます。太いタイヤに適したものとして、第二次世界大戦後アメリカで発明されたものです。戦前よりアメリカではエレガントなモーターバイクのようなデザインのクルーザーが愛用されていたのです。図に示したのは、もっともプリミティブなH/Eのタイヤとチューブの装着した断面で、リムは鉄などの板材を成型して作られています。ご覧戴くようにW/Oで言うビードワイヤーが落ち着くところがありません。あくまでフックでタイヤを保持しています。ですから、H/Eの場合は、ビード周というものが存在せず、リムの外径とフックの形状で規定をしていたのです。また、このような板材一枚物のリムの形状で、タイヤの空気を抜くと、リムの中でタイヤはめあいの自由度が増して、タイヤレバーがなくてもタイヤを外してパンク修理ができやすいメリットも持っていました。
  ところが、W/Oのタイヤも高圧のものが出てきて、従来のストレートサイドでは、タイヤの保持が難しいものが出てきて、W/Oと言えども、H/Eのように、リムにフックを設けるものが出てきました。当初フックはまだかわいらしいデキモノのようなもので、ハイプレッシャーリムと呼ばれていて、せいぜい5気圧程度でした。しかしタイヤに求められる高性能化は限りなく、現在のロードバイクに見られるように8気圧以上のものも珍しくありません。そうなるとさらにフックが重要になり、しっかりとしたフックを有したクロチェットという形状が加わってきました。


 
 

 

  またH/Eにおいても、当初の一枚物のリムから、MTBに使われるようになり、強度と軽量化が求められ、アルミ合金で現在で見るようなリム形状になってきています。断面で見ると2階建てのようなリム形状も多くなりました。このようになると、どうもW/Oと同じようにビードの収まるような断面に見えます。また一枚物リムと比べて、タイヤ装着部分の自由度が少なくなり、あまり外径できちっと出してしまうと、タイヤが非常に装着しにくくなったり、外しにくくなったりもしてきました。そのためリム形状によっては、規定のリム外径よりも少し小さくして作られているものもあります。
  このように現在では、W/OリムとH/Eリムの境目が非常に少なくなってきたのが現状です。現在のスポーツバイクのホイールは、W/Oはクロチェットが多いし、H/Eは2階建断面のリムも多い。これでは、W/OとH/Eの区別が非常に難しいですね。
  JISでは、従来からの慣習もあり、現在でもW/Oはビード周、H/Eはリム外径で規定されているのですが、実情では合わない部分も出てきます。また前述しましたように、長い歴史の中からとてつもなく多くのホイール基準が存在あるいは存在してきた事情もあります。そこでISOとETRTOではタイヤの規格として、呼び寸法での、タイヤ幅-ビード外径の寸法を表すようになってきました。
  今まで出てきた、JISは、Japan Indutrial Standard(日本工業規格)。ISOはInternational Organization for Standardization(国際標準化機構)、ETRTOはEuropean Tyre and Rim Technical Organisationで欧州タイヤ・リム技術協会でしょうか。ISOは環境や品質で14001とか9001と言っているものです。JISは基本的にISOに歩調を合わせるようにしているのですが、実情にそぐわない場合、若干の相違がある場合があります。したがって、欧州のタイヤメーカーではH/Eでも、ビード寸法にに相当するISO/ETRTO表記をしておりますが、日本のメーカーではその表記はありません。あくまでリム外径での規格なのです。

 
 
 

 

  ISO/ETRTOでの表記では、インチ数が大きいのに実際は小さいとか、互換性が分からないといった混乱は確かに避けられます。しかし、これとて完全ではないのが実情です。生い立ちの違いなどもあり、国によっては合わない場合が出てきます。昔は26×1-3/8はフランスの650Aと同じと言われましたが、実際にはリム径で2mmほど違ったりして、タイヤがうまくはまらないこともありましたし、現在でも小径車に使われている18インチや16インチで、外国のタイヤやリムは若干違う場合があるようです。どちらも各国で長い歴史を持つ規格だけに、それぞれの国の実情で微妙に異なるためと思われます。その点最近主流の26H/Eや  700Cは、互いに輸出入も活発で、ほとんど誤差がありません。
  下記にその一覧をまとめました。左端にある数値は、JISで付表の扱いで表記されているリムの規定リム径寸法で、ビード外径に相当するものです。SSリムの呼び径とされていますが、実際にはH/Eリムに相当する寸法もあります。現在使われていないサイズもありますが、今までこれだけ多くのサイズが存在していたと言うことです。中には1mmの違いしかないものあります。またこの中に含まれていないサイズももっとあるようですから驚きます。左から2番目がJISに記載されているリム規格です。前述のようにJISではW/OとH/Eは性格が違うので別々に扱われていますし、H/Eはビード寸法管理ではないのでこの表に入れるのは適切ではありませんが、分かりやすいように一緒に記載しています。 次にJISで規定されているリムの呼び(ビード外径に相当)と外径、次の列にはISOでのタイヤのサイズを記載しました。ISOタイヤサイズでは、ISOでの表記と、従来の呼び方を併記しています。そして最右列にはそれぞれのホイール規格の現状と、現在の出回っているタイヤサイズを記載しました。

 
リムの呼び径
JISによるリムの呼びと寸法
ISO5775によるタイヤ規格
その他
タイヤ規格
昔と現在の採用状況
現在使われている
タイヤサイズ
リムサイズ
リム
呼び径
リム
外径
タイヤ
サイズ
以前からの一般的呼称
インチ系呼称
ミリ系呼称
194
-
-
-
-
44-194
10×1-5/8
-
-
昔イタリアでの幼児車に採用
-
203
12-1/2×2-1/4
H/E
-
220
47-203
12-1/2×1.75×2-1/4
-
-
現在12インチと呼ばれる幼児車がこのサイズに相当
ARAYAのマイクロハリー12もこのサイズを採用した
12×2.125
62-203
12-1/2×2-1/4 320×57
67-203
13×2-1/2 330×65
222
-
-
-
-
47-222
11×1-3/4
-
-
-
-
239
-
-
-
-
32-239
12×1-3/8×1-1/4 300×32
-
-
-
57-239
-
300×55A
248
-
-
-
-
32-248
12×1-1/4 300×32A
-
-
-
251
14×1.75
14×1.50
H/E
-
270
57-251T
-
315×55
-
現在14インチの幼児車に採用 14×1.75等
279
-
-
-
-
40-279
14×1-1/2 350×38B
-
-
-
288
-
-
-
-
32-288
14×1-3/8×1-1/4 350×32
-
昔のフランスの350A規格
幼児車に採用
-
37-288
-
350A Comfort
350A 1/2 Balloon
40-288
14×1-1/2NL 350×38
44-288
14×1-3/8×1-5/8 350A
350×42A
298
-
-
-
-
32-298
14×1-1/4 350×32A
-
昔イタリア・英国で幼児車に採用
-
37-298
14×1-3/8
-
54-298
14×2×1-3/4
-
305
16×1.75
16×1.50
H/E
-
321
47-305
16×1.75×2
-
-
現在16インチ幼児車や17インチミニベロ・フォールディング(折畳)バイクに採用 16×1.75、16×2.125等
54-305
16×2
-
62-305
16×2.125
-
317
-
-
-
-
47-317
16×1-3/4
-
-
昔Scwinn(シュイン米国)幼児車に採用
-
330
-
-
-
-
40-330
16×1-1/2 400×38B
-
-
-
*335
-
-
-
-
-
-
-
16×1-3/8 昔ポーランド幼児車で採用
-
337
-
-
-
-
37-337
16×1-3/8ANL  
-
-
-
340
-
-
-
-
32-340
16×1-3/8×1-1/8 400A
400×32
-
昔欧州の幼児・子供車に採用
-
37-340
16×1-3/8NL 400A Comfort
400A 1/2 Baroon
400×42A
400×35A
44-340
16×1-5/8
-
349
16×1-3/8
W/O
349
362
32-349
16×1-1/4NL 400×32A
-
日本の16インチW/O 現在希少
昔Moulton(モールトン), Brompton(ブロンプトン)等英国系フォールディングバイクに採用
-
37-349
16×1-3/8
-
355
18×1.75
18×1.50
H/E
-
372
47-355
18×1.75×2
-
-
現在18インチ子供車に採用
BD-1などフォールディングバイクにも採用
18×1.75、18×1.50等
357
-
-
-
-
32-357
17×1-1/4
-
-
 
-
369
-
-
-
-
32-369
16×1-1/4
-
-
英国Moultonの俗称17インチと呼ばれるホイールに採用
-
381
-
-
-
-
67-381
20×2-1/2
-
-
-
-
387
-
-
-
-
37-387
18×1-3/8NL
-
-
-
-
390
-
-
-
-
32-390
18×1-3/8×1-1/4 450A
450×32
-
昔欧州の子供車に採用
-
37-390
-
450A Comfort
450A 1/2 Balloon
57-390
-
450×55A
400
18×1-3/8
W/O
400
413
32-400
18×1-1/4 450×32A
-
日本の18インチW/O 現在希少
-
37-400
18×1-3/8
-
54-400
20×2×1-3/4
20×2F4J
-
406
20×1.75
20×1.50
H/E
-
422
47-406
20×1.75×2
20×1.75
-
-
20インチフォールディングバイク、BMX、子供車など多くに採用
現在20インチと呼ばれるのはほとんどこのサイズ
20×1.00〜2.125まで多彩
54-406
20×2.00
-
57-406
20×2.125
20×2.125×2
-
419
-
-
-
-
47-419
20×1-3/4
-
-
昔Schwinnの子供車に採用
-
428
-
-
-
-
44-428
20×1-5/8×1-1/2
-
-
昔フランス・スウェーデンの小径ロードスターに採用
-
54-428
20×2
432
-
-
-
-
40-432
20×1-1/2
-
-
昔オランダの500×38B
-
438
-
-
-
-
32-438
-
500×32ANL
-
昔イタリアオランダで採用
500×35A
-
37-438
20×1-3/8NL
-
440
-
-
-
-
32-440
20×1-3/8×1-1/4 500A
500×32
-
欧州の子供車に採用
-
37-440
-
500A Comfort
500A 1/2 Balloon
40-440
20×1-1/2NL 500×38
451
20×1-3/8
W/O
451
464
32-451
20×1-1/4 500×32A
-
日本の20インチW/O 主に女の子向子供車に採用
BMXの軽量モデルの細いタイヤのものはこのサイズ
20×1-3/8
37-451
20×1-3/8
-
*457
22×1.75
22×1.50
H/E
-
473
-
 
-
-
日本の22インチCTB・MTBなど子供車に採用 他国では希少 22×1.75
484
-
-
-
-
44-484
22×1-5/8×1-1/2
-
-
-
-
489
-
-
-
-
32-489
  550×32ANL
-
昔イタリア・オランダの550A
-
37-489
22×1-3/8NL
-
490
-
-
-
-
32-490
22×1-3/8×1-1/4 550A
550×32
-
昔フランスの550A
-
37-490
-
550A Comfort
550A 1/2 Balloon
498
-
-
-
-
37-498
22×1-3/8×1-1/4NL  
-
昔ドイツで採用
-
501
22×1-3/8
W/O
501
514
32-501
22×1-1/4 550×32A
-
日本の22インチW/O 主に女の子向子供車に採用
以前23.5(ニーサン・ハン)と呼ばれるミニサイクル軽快車にも採用されたサイズ
22×1-3/8、
22×1-3/4 (23.5サイズ)
37-501
22×1-3/8
-
47-501T
24×1-3/4R 600×45C
507
24×1.75
H/E
-
524
47-507
24×1.75×2
24×1.75
-
-
日本の24インチCTB・MTBなど子供車に採用
24インチBMXクルーザーも同規格
24×1.50〜2.125
*508
-
-
-
-
32-508
22×1-1/4×1
-
-
昔オランダで採用  
520
-
-
-
-
47-520
24×1-3/4
-
-
24インチロード用に採用 24×1
531
-
-
-
-
44-531
24×1-5/8×1-1/2
-
-
昔スウェーデンで採用
-
534
-
-
-
-
40-534
24×1-1/2
-
-
昔英国・オランダ・フランスで採用
-
*537
-
-
-
-
-
-
-
-
スペインMontyが提唱したバイクトライアル用25インチMTBホイール規格
25×2.45
540
24×1-3/8
W/O
540
552
32-540
24×1-3/8×1-1/4
-
-
日本の24インチW/O
24インチ軽快車に採用。
24×1-3/8
37-540
24×1-3/8
-
40-540
24×1-3/8×1-1/2
24×1-1/2×1-3/8
-
541
-
-
-
-
32-541
24×1-3/8×1-1/4NL 600A
600×32A
-
昔英国・オランダで採用
-
37-541
-
600A Comfort
600A 1/2 Balloon
600×35A
547
-
-
-
-
32-547
24×1-1/4
-
-
昔Schwinn子供車に採用
-
559
26×1.75
H/E
-
575
47-559
26×1.75×2
26×1.75
-
-
MTBをはじめ多くの26インチスポーツバイクに採用 26×1.00〜3.00まで多彩
54-559
26×2.00
-
565
25×1-3/8
W/O
565
578
-
-
-
-
昔日本で25インチスポーツ車に採用
-
571
-
-
-
-
40-571
26×1-1/2C.S.
26×1-5/8×1-1/2NL
-
-
26インチロード、トライアスロンロードに採用
別名650C
26×1
26×7/8
47-571
26×1-3/4
26×1-5/8
650×46C
650C S.C.
54-571
26×1-3/4×2
26×2×1-3/4
26×2
650×50C
584
26×1-1/2
W/O
584
597
37-584
26×1-1/2×1-3/8
26×1-3/8×1-1/2
-
-

以前ランドナーなどに多く使われたサイズの 650B
アメリカPecentiが提唱した27.5インチMTB用ホイール規格は同じ規格を採用している

650×32B、650×35B、650×38B、650×42B
しかし、入手困難
26×1-1/2はパナレーサーで現行品

27.5インチMTB用としては今後サイズバリエーションが増える可能性があるが、2.20などMTBに準じた太いサイズのものが主になる
40-584
26×1-1/2 650×35B
650×38B
44-584
26×1-1/2×1-5/8
26×1-5/8×1-1/2
26×1-3/4×1-1/2
650C Semi-Comf.
650B 1/2 Balloon
650×42B
47-584
26×1.75×1-1/2
26×1-1/2×1-3/4
650×45B
54-584
26×2×2-1/2
26×1-1/2×2
-
*587
-
-
-
-
-
-
-
700D GTが90年代初頭に提唱した700Dサイズ 現在ではほとんど消滅
-
590
26x1-3/8
W/O
590
603
32-590
26×1-3/8×1-1/4 650×32A
-
日本の26インチ軽快車に多く使われる日本の自転車の代表的サイズ 26×1-3/8、
26×1-3/8×1-1/2
37-590
26×1-3/8 650A
650×35A
40-590
26×1-3/8×1-1/2NL
-
597
26×1-1/4
W/O
597
610
32-597
26×1-1/4  
-
以前、26インチの快走車に採用
昔Schwinnロードスターにも採用
26×1-1/4
現在袖手困難
*599
-
-
-
-
-
-
-
26x1.25x1.375 昔の米国の独自サイズ
-
609
-
-
-
-
54-609
28×2  
-
昔ドイツで採用
-
622
700C
W/O
622
635
28-622
28×1-5/8×1-1/8
28×1-5/8×1-1/4×1-1/8
700×28C
700C Carrere
-
現在のロード・クロスバイクなどスポーツバイクに多く採用されているサイズ タイヤサイズバリエーションが充実。
Fisherが提唱した29インチMTBはこの規格に相当

700×18C〜45C多彩
29インチ用で29×1.95など

32-622
28×1-5/8×1-1/4
28×1-1/4×1-3/4
700×32C
700C Course
37-622
28×1-5/8×1-3/8
28×1-3/8×1-5/8
700×35C
40-622
28×1-5/8×1-1/2NL 700×38C
44-622
28×1-5/8 700×42C
47-622
28×1-3/4
28×1.75
28×1-5/8×1-3/4
700×45C
630
27×1-3/8
27×1-1/4
-
630
643
28-630
27×1-1/4 fifty
-
-
英国系ロードモデルに端を発し、非本でも27インチ快走モデルに多く使われたが、現在では27インチ軽快車のみに多く採用。 27×1-3/8
27×1-1/4、1-1/8は現在困難であったが、現在は種類が限られるが入手できるようになった。
32-630
27×1-1/4
-
635
28×1-1/2
W/O
635
647
28-635
-
700B
-
実用車の原型であるロードスターに多く使われた歴史あるサイズ。現在日本では28インチ軽快車に採用されているサイズ。 28×1-1/2
32-635
28×1-1/2×1-1/8 700×28B
700B Course
40-635
28×1-1/2×1-3/8 700B Standard
700×35B
28×1-1/2 700×38B
44-635
28×1-5/8×1-1/2
28×1-1/2×1-5/8
-
642
28×1-3/8
W/O
642
655
28-642
28×1-3/8×1×1/8 700×28A
-
昔英国28インチロードスターに採用
-
37-642
28×1-3/8 700×35A
 

 


  以前から不思議に思うのですが(どうでもいいことですが)、日本で出回っているW/Oの場合、16×1-3/8〜22×1-3/8までは、ほぼインチどおりの寸法でサイズの差が出ていますが、22インチと24インチでは2インチの差があるのに、サイズの差が39mmしか差がありません。なぜかと考えるに、これは推測なのですが、日本では元々22インチW/Oはなかったように思います。22インチや20インチなど小径の子供車でも、以前は後に述べるB/Eタイヤでした(自分がはじめて乗った子供車がそんな時代だから覚えているわけではありません。断じて・・・)。それが子供車などで22インチW/Oを採用する際に22×1-1/4のサイズを採用してしまったのではないかと考えられます。タイヤ幅が狭い用のリムですからリム外径が大きくなってしまったのではないかと思うのです。つまり24インチでは、リム呼び径540で、22インチのときにリム呼び径490を採用すれば、ちょうど2インチ違いだったのですが、リム呼び径501を22インチで採用してしまったのでしょう。ここでリム呼び径490mmの22インチを採用して20や18もそれに準じたなら、寸法差のヘンな並び方がなかったのではないかと思います。またこの少し大きめ22インチはその後、1-3/4という太いタイヤをはめて、24インチよりも少し小さくてコンパクトな23.5(ニーサンハン)のミニサイクルに使われたりもしました。
  同様に現在も多く使われている27インチは26インチと比べて呼び径で630-590=40mmの違いがあり、1インチの差ではありません。27インチは今では1-3/8タイヤがほとんどですが、元々は1-1/4タイヤを装着するためのリムでした。 25インチのW/Oは26インチで乗れない場合に、24インチまで小さくなくて・・・というスポーツ車に当時新たに作られた規格でした。その頃はスローピングフレームでサイズを小さくすることもなかったのです。一般に奇数インチのサイズは、後から加わったものでした。
  また、28インチのように一度消滅しかけて、また現在大柄な学生さん向きに通学者用としてリバイバルしているのもありますが、上記に記載したものの多くは現在は消滅・希少になりました。なお、リムの呼び径で「*」印をつけたものは、ISOの一覧にはないものですが、追加して記載しました。

 
 
 

(2008/4/17 追記)

 

  リムの呼び径537と584(通称650B)を追記しています。537は、かなり特殊ですが最近のものです。バイクトライアルでは、後輪に太いタイヤを採用しますが、競技レギュレーションに適合し、タイヤ外径が大きくなりすぎないようにしたもので、リム外径は一般的なMTB26インチよりかなり小さめ。しかしながら、なかなか定着化が難しいのが現状です。584の見直しがあり、ランドナー愛好家が色めき立ったこともあったのですが、実際は新しいMTB用の規格でした。29インチMTB(622)では大きすぎる、現行26インチ(559)では小さいということで中庸を狙ったものなのですが、今後の行方を見守りたいと思います。
  27インチ(635)は、このページをアップした当時は、27×1-3/8しか入手できないように書いていましたが、その後27×1-1/4や27×1-1/8も再生産されるようになったようです。このサイズが再度普及したわけでなく、以前のスポーツ車をお持ちの方でレストアして使われる方が増えているようですね。

 
 
 

(2008/5/30追記)
20インチサイズなど
紛らわしいサイズでの
再度追記です

 

  このページでの前に、ホイールについてのFAQを上げており、その中でW/O規格は26×の次が分数表示、たとえば26×1-3/8になり、H/E規格は26×の次が小数点表示、たとえば26×1.90になると述べました。20×1-3/8といえば、W/Oになります。上で示した細かい規格表のいくとリムの呼び径451に相当します。しかしそうとばかりはいえなくて例外な表示もあるようです。例で示すと欧州ブランドのタイヤでは「20 x 1-3/8 (ETRTO 406)」と表されているタイヤがあります。分数表示になっているのですが、ETRTO406となっていますので、これはリムの呼び径406のH/E規格に相当します。本来なら1-3/8=1.375ですから、20×1.375などと表記すべきなのですが、上述しましたように欧州では、W/OとH/Eの区別がはっきりしなくなってきており、混同されたサイズ表記になっているのでしょう。この例で行くと、現在20×1-3/8タイヤが装着されているタイヤを交換する際に、元々のタイヤがリムの呼び径451のもであれば、表記は同じでも上述のタイヤは完全に装着不可能になります。700CやMTBの26インチであれば、それほど混同されることは無いのですが、その他の比較的希少なサイズの場合は、互換性に十分にお気をつけられる必要があります。

 
 
 

W/Oリムの変遷を
少しだけ述べます

 

 
 

 

  W/Oリムは現在では、先に書きましたように、クロチェットタイプなど、H/Eとあまり変らないものまでありますが、原型を紐解くと上図のように変化してきました。ウェストウッド型と呼ばれているのが、W/Oの初期の形です。後に述べるB/E型と同じよな形状をしており、ブレーキも青矢印で掛けるようなリムブレーキと呼ばれるものを使っていました。リムのサイド部分でブレーキを掛けないので、サイド部分は丸くなっています。次にウェスチール型になり、リムサイド部分にブレーキが掛けられるリムブレーキ・キャリパーブレーキ兼用タイプになりました。板材一枚物のウェストウッドよりも強度があり、ラレーが提唱したもので現在でもラレー型と呼ばれています。またウェストウッドと後に言うエンドリックのハイブリッドと言うことでウェストリックとも呼ばれます。次ににウエストウッドのデザインから完全に脱却したエンドリック型に変化しました。エンドリックはウェスチールよりも材料も少なくてすみ、軽量化だけでなく、製造コストも抑えることができました。また、角の張った断面形状で、重量は軽くても、強度も十分に確保でき、現在でもステンレス、鉄リムの代表的な形状になっています。また現在のアルミリムにつながるリムのデザインの基礎にもなっています。
  現在では、あまり見ることが少なくなったウェストウッド、ウェスチールですが、ラウンド形状を生かしたデザインは、リムの光反射も優雅で、その意味では惜しいデザインでもあります。

 
 

 

 
 

 

1960年前後のラレーカタログからのトリミング。
ウェストスチール(ラレー型)リムで、リムブレーキとキャリパーブレーキが組みつけられた例です。リムブレーキとは現在でも実用車などで見られる、ロッド棒で引っ張るブレーキで、キャリパーブレーキとは、上図のような一般的なブレーキやVブレーキ、カンチブレーキなどリム側面で制動させるブレーキです。

 
 
 

チューブラーとB/Eで
ひとこと

 

  最後に、あまりお世話にならない、B/Eとチューブラーのことを書いておきます。
  チューブラーは、英語でSaw-Upと表現するように、タイヤの中にチューブを入れてタイヤを縫い上げたタイヤです。断面形状から丸タイヤとも呼ばれます。レース用のイメージが強いものですが、実は空気入り自転車用タイヤではもっとも古い歴史を持ったものです。パンク修理をする場合は、タイヤの縫い上げ部分を解いて、チューブを取り出して修理しますが、そんな面倒なことをする人はほとんどいないでしょう。随分以前、タイヤも高価で、また路面状況からパンクもしやすかったときの話です。タイヤは、リムに専用接着剤(リムセメント)で固定します。ビードワイヤーもいりませんから軽量化ができますし、タイヤそのものの高性能化を追求でき、レース用に適したものとして愛用されてきました。現在でも使われている方も少なくないですし、競輪・トラックレーサーは今でも100%チューブラーです。しかし、W/Oタイヤの目覚しい進歩で、ロードではW/Oの比率が非常に高くなってきました。普通に使うには、チューブラーはなかなか手ごわいタイヤですし、W/Oで十分です。ETRTOでは18〜28インチのチューブラーリムの寸法を規定していますが、現在では2、3の種類のみが残っています。
  B/Eは、ビーテッド・エッジの略で、H/Eなどとは比較にならないくらい大きなフックがあるリムに、大きなフックのあるタイヤを装着するものです。ビードワイヤー無く、耳ゴムと呼ばれるタイヤのフック部分で装着しているので、パンクしてもまったく外れず、そのまま走ることもできます。路面状態の悪い昔の日本では主流のタイヤでした。リムの形状やタイヤの構造上、重量があるものになってしまいますが、現在でも実用車・運搬車あるいはリヤカーなどに採用されています。現在ではJISでB/Eで規定されているものはリム形状、サイズとも一種類のみです。以前はリム形状サイズで多くのものが規定されていて、それだけ以前は多く使われた規格であったのだろうと想像できます。

 
 

 

 
 
 

  チューブラーホイールサイズ
ETRTO
サイズ
一般的
呼びサイズ
リム外径
W/Oとの
サイズ互換性
18
18"
382
-

20

20"
432
-
22
22"
482
-
24
24"
532
(532) 24×1
26
26"
582
(571) 26×1 26×7/8
28
27"または700C
632
(622) 700C
B/Eリムサイズ
サイズ
リム外径
14×1-3/8
305
16×1-3/8
356
18×1-3/8
400
20×1-3/8
451
22×1-3/8
502
24×1-3/8
552
26×1-1/4
603
26×1-3/8

600

26×1-1/2
26×1-3/4
26×2
26×2-1/2
576
26×3
540
28×1-1/4
654
28×1-3/8
648
28×1-1/2
 

  上表はご参考までに、ETRTOでのチューブラーリムの外径寸法と一般的に呼ばれているチューブラーのサイズを記載しました。またW/Oに相当する寸法を併記しています。W/O相当寸法のホイールだと、チューブラーホイールを装着した自転車でもW/Oホイールに交換することが可能です。ここで見るように27〜24インチチューブラーは、現在でも出回っているW/Oホイールとホイール交換の互換性はありますが、18〜22インチは現在では互換性のあるW/Oホイールがありません。
  あわせて、ほとんど使うことはありませんが、B/Eのリム外径を記載しました。上に書きましたように現在JISではリム外径600mmのものだけで
 
すが、以前は多くのサイズが規定されていました。こちらではほぼリム呼び径のインチどおりに、サイズ差が出ていることが分かります。B/Eの22インチは、W/O22インチより少し小さかったのです。
 
 

 

随分硬い話になってしまいました。次回はもっとゆるく、サイクリングのことなどをお知らせしたいと思います。